「空白」タイトル奥が深い。
空白の時間に何があったのが…？
観てる時は、女子中学生の添田花音とスーパーの店長の青柳直人の間に何があったのかばかり考えていたけど、観終わってからは色んな人の空白を考え始めた。
謝っても許してもらえない人、謝る事さえ許されない人、謝りもしない人。誰が1番苦しかったのだろう。
花音がスーパーで万引しようとしているところを店長の直人が見つけ、腕を掴み事務所に連れて行く。次のシーン、花音が店を飛び出し、直人が追いかける。一瞬たりとも目が離せなくなる。
そして、花音は車に轢かれて死んでしまう。今まで観た中で1番怖い事故シーンだった…ここは目を離せばよかったと後悔するくらい。
花音の父は、娘は万引きなどしないとスーパーに、友達の誰かに万引きを強要されたイジメだろと学校に、怒鳴り込む。
マスコミが喜ぶタイプのモンスターやなぁ。
花音の父やマスコミによってどんどん追い詰められ、人格も変わっていく自分に苦しむ直人。
そばにいるのは正義おばさんのみ。彼女もね…😮💨
私はあの父親が大嫌いで、娘が走り出したのは万引きを父親に知られたくない気持ちからだと思っている。あなたのいつもの圧が娘さんを追い詰めたのだとわからせたい。
中山さんに救われた。いつも笑顔の中山さんといつも静かな顔の花音が対照的だった。
