離婚した両親。父親にひきとられるも自分を見てもらうことはない。母親は新しい夫との小さな命を宿る。学校にも居場所はない。そんな女子校生が、スーパーで万引きを疑われ、逃げる道すがら交通事故で命を落とす。
この作品はそのあとの話。
罪とは何か、罪はどこにあったのか。
それはマスコミによって作られた虚像でさらにネジ曲がる。
どう折り合いをつけるのか。
登場人物が皆、心に空白を持っている。
それを埋めるべくもがく姿がどれも醜い。
そんななかドライバーの母親の凛とした姿、そして他人からの優しさが流れを変えていく。
見るのがしんどく、感想書くのも難しい。そして、あと引く作品。