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のさりの島のasumiのレビュー・感想・評価

のさりの島(2020年製作の映画)
3.7
“のさり”とは、いいこともそうでないことも、自分の今ある全ての境遇は、天からの授かりものである
ーーーという天草地方に古くからある言葉だそうです。

天草の景色、天草の人たちの優しさに触れ、のさりの風を感じ、少しずつ心がほぐれ癒されていくような映画でした🍀

艶子おばあちゃんを演じた原知佐子さんが素敵でした。祖母に会いたくなりました。

天草の方言が育った街の長崎弁に似ていて、懐かしい気持ちにもなりました。
私の祖母も必ず私が好きなものを作って、私の帰宅を待っててくれたなぁ😌
天草には一度行ったことがあって、ゆっくり流れる時間と食事が美味しかった記憶があります。
映画に出てくる天主堂に、長崎に戻ると立ち寄る浦上天主堂を重ねて見たり、アーケード街も似ていて、私の記憶に寄り添ってくれたように感じた映画でした。

長崎にもしばらく行けてないし、また九州に行った際は天草にも行きたいな☺︎
土地柄やその土地の風習や人柄を感じる映画っていいですね。好きだなぁ。


TAMA映画祭にちなんでの上映だったので、山本監督と今作で最優秀新進男優賞を受賞した主演の藤原季節くんのトークショー付き、さらに天草から届いたお土産もあって素敵なイベントでした🙌🏾

山本監督も危惧されていた、映画が劇場上映からあっという間に配信やディスク化になって消費されていく昨今の流れ。
配信などで手軽に見られるのも確かに良いけど、映画館で映画をみるというのは“体験”であると言うお話しにはとても共感した。

季節くんはどちらかと言うと陰の印象が強かったけど、トークショーの時は天草のことが好きなんだなぁってまっすぐ伝わってきてナチュラルな感じで好感が持てました。

抽選会では一緒に行った母が劇中にも出てきた、まるきんさんの鯛焼きとコーヒーのセットをGET✌🏾
どちらも美味しかった☺️
しばらく週末はコーヒーを楽しむ時間にします☕︎
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