ロビン

Swallow/スワロウのロビンのレビュー・感想・評価

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)
3.6
孤独に苛まれた主人公ハンターが、ガラス玉などを異物を飲み込むことで、痛みと同時にこれまで感じたことのない快楽と充足感を得るが、さらなる危険なもの(先が鋭利なモノとか)を飲み込みたい欲望にかられていくスリラー。
それにしても、どんなグロいシーンも大丈夫だけれど、リアリティのある痛さを感じるシーンを観るのはキツイ。
排泄する時激痛じゃないの。。
想像しただけで恐ろしい。。

ヘイリー・ベネットの、北欧系やアジア系も感じさせる不思議な魅力を持つ顔が、夫一家の中では異質な存在というのに一役かっていたように思える。
そしてこの作品で初めて「異食症」という病気を知った。

ただ主人公がどうやってこの裕福な暮らしを手に入れたの分からない。
そこんとこ謎。
それと夫や義両親の彼女への扱いは酷いとは思うけど、ある程度は理解できてしまう。
ハンターの家庭環境と夫一家との家庭環境が違い過ぎるし、それは彼女も覚悟はしてたはず。
逆に覚悟してなきゃダメでしょ。
それに彼女も自分の出生に関して偽って結婚しているし。

女子トイレの長回しエンドロールが余韻を残す。


【ネタバレ】
  ↓









夫、育ての親、カウンセラー等助けを求めた人にことごとく突き離されるハンターは悲運だ。
最も恨むべきであるレイプ犯の実父が、一番ハンターを救ってくれたような気さえするのはなんとも皮肉。。

ハンターの見張り役のオッサンがベッド下で宥めるシーンで何故か目頭が熱くなる。。
ロビン

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