KATO

Swallow/スワロウのKATOのレビュー・感想・評価

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)
3.5
夫側の家を燃やしに行こうかな~という気分になった。すごく頭にくるし、だからといって最後めちゃくちゃ解放感があるわけでもないのが、またリアルだなと。

とにかく窮屈で、ヒロインと一緒に夫の舌打ちにおびえてしまう。条件的にはきらびやかで誰もが憧れる結婚。誰もが認めてくれるような学歴がない女性は、“ありがたがらなくてはいけない”結婚。
そもそも、結婚を“してもらった/あげた”というのが大きな間違いなのだ。だから、自分の身体で育てているわけでもないのに、俺の子を返せだとかいう言葉が出てくる。学歴の有無や性別で、独りの人間を解釈するのは本当に失礼だと思う。

異食というものがあることを初めて知った。画鋲を飲み込むシーンがあまりにも痛すぎて、喉の奥がチクチクとした。
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