imapon

才女気質のimaponのレビュー・感想・評価

才女気質(1959年製作の映画)
3.6
新旧価値観の剥き出しのぶつかり合い。
いつも時代も世代断絶はあるだろうけど現代ではこのように痛快にはいかないかもな。

一人頑固にキリキリ舞いしている登代さんを孤独に置き去りにしない決着の中にちょっぴり女の利口と男の馬鹿がつっかう感じ出してるのも面白い。
才女の上手を行く役柄の義母・吉川満子がとても良い味。あの年の功キャラは素敵だ。

轟夕起子がシャカシャカ歩くシーンは黛敏郎の劇伴が楽しい。

中平康作品はスタイリッシュでテンポ良いから内容もさる事ながら古びないので若い人が見ても楽しめるんだね。
imapon

imapon