ゆき

5月の花嫁学校のゆきのレビュー・感想・評価

5月の花嫁学校(2020年製作の映画)
3.6
良き人

何より自由であること。ハツラツとした笑顔の根源だ。
凝り固まった価値観と時代に翻弄される女性たちの姿を追う一作。
フランスの重鎮女優たちの共演により、情熱的なコメディになっていた。
素敵な衣装も見どころ。
夢を持つ生徒たちの内緒話と強気な反抗もなかなか見もの。
リズミカルというよりは唐突にも思える展開ではあるけれど、鑑賞後の気分は快晴。
夫の滑稽さと、アンドレへの気持ちと理性の狭間で葛藤するジュリエット・ビノシュのチャーミングさが印象的。

×××
美しい街に佇む家政学校。「良い主婦」を目指し18人の少女が入学したが、経営者である夫が突然死をする。倒産寸前の学校を維持しようと奮闘する校長たちと、フランス全土に広がる抗議運動に感化された生徒たちはある行動に出る。
ゆき

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