KOUSAKA

5月の花嫁学校のKOUSAKAのネタバレレビュー・内容・結末

5月の花嫁学校(2020年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

正直なところ、そんなに期待せずに見始めたんやけど、大当たりでした‼️近作の中では、ジュリエット・ビノシュの魅力が最も炸裂している作品だと思います。

ヨランド・モロー、ノエミ・ルボフスキーのコミカルな演技も最高で、この実力派女優3人のアンサンブルのおかげで、最初から最後まで全く飽きずに楽しむことが出来ました。女生徒のみんなも可愛らしい。

フェミニズム的な思想の話は、ややもすると説教臭くなったり重くなったりしかねませんが、そのリスクも、ラストのぶっ飛びミュージカル展開で軽やかに飛び越えてみせる(魅せる)手腕もお見事で、映画ならではのポップな「跳躍」に、ちゃんと意味がある作品になっています。

フランス5月革命のことをさらっと復習しといたのも正解やった。この物語の背景がすんなり頭に入って来ました。ド・ゴール政権、アルジェリア、ストラスブール大学あたりのキーワードは理解しといた方が良いかも。
KOUSAKA

KOUSAKA