やまゆう

ハッピー・オールド・イヤーのやまゆうのレビュー・感想・評価

4.0
2年住んだお気に入りの部屋を手放すことにしたので、断捨離したくてこちらをチョイス。

「持たない暮らし」とか、
こんまりさんの「ときめきメソッド」とか、
暮らしに関しての本とか
割とたくさん読んできたと思う。

自分自身も引っ越してきた時、
何も起きたくない、物を持たない
ミニマリストが憧れでそんな部屋に
しようと思っていた。
主人公のジーンみたいに、白いTシャツが1番しっくりくると思っていたし、物が増えるのが嫌だから本も読んだらすぐ手放す、それがいいと思っていたのに。

そういう生き方ももちろんオシャレでかっこいいのだけれど、自分らしさが一つもないと気づいた。
もらった手紙とか、撮り合った写真とか、
過去を美化するわけじゃないけど、
思い出のもの、心に響いたものが部屋にある。
くだらないなー、いらないなー、
だけどそこにちゃんと流れた時間を感じる。
それが自分なんだなって2年経ったら思えた。

人間、どこで捨てる物と残す物を
区別するんだろう。今になって、
捨てなきゃ良かった物もたくさんある。
でも捨てたから新しく前に進めたものもある。

"忘れる努力をしないと一生苦しいままよ"
ジーンがお父さんのピアノを手放す、
勝手に捨てちゃったけれど、
結果それで良かったんだと思う
しかないよなぁ。

大事なもの、大事な人を
ちゃんと残して前に進みたいのにな。
残しすぎも良くないし、全部捨てるのもな。

とにかく前に進もうっ!
と思えた、断捨離映画でした。
いろいろ、整理しなきゃな〜笑
やまゆう

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