映画好きのひとり語り

スカイ・クロラ The Sky Crawlersの映画好きのひとり語りのレビュー・感想・評価

3.5
やっぱり難しい...
自分がこの映画を見た理由は押井守監督の作品を見たことがなかったことと、同じ空中戦をテーマとした宮崎駿監督の紅の豚とヒコーキが好きだったからだ。
この世界ではジェットエンジンの開発に難航しててレシプロエンジンの飛行機だけが飛ぶかわりに医療技術が発展し、キルドレという中学生ぐらいの子どもみたいな見た目のいつまでも歳を取らない不老不死の人間が創られ、国同士のいがみ合いとか領土欲しいからとかワケあって起こるはずの戦争がゲームみたいな一つのエンターテインメントになった...ということは分かった。
ただのお祭りと化した戦争でしか生きられなくなったキルドレの死生観や、主人公カンナミとその上官クサナギとの関係といったラブロマンスとかはさすがに原作(森博嗣さんの小説)を見ないと分からなかった。でも押井監督率いるプロダクションI.G.のアニメと川井さんの音楽で描かれる空中戦やカンナミたちの日常生活が美しかったのは確かだった。
これより前の時系列のナバテアやダウンツヘヴンも短編アニメでいいから制作希望。
追記:敵のエースのティーチャって誰なの?って思った方はこの作品の前日譚に当たるゲーム「スカイクロラ イノセンテイセス」もやってみてください。(そのティーチャが主人公です)