押井監督の“間"はやっぱり心地よい。
階段を上るとき、反応を見てるとき…前任者と同じ顔、同じ癖を見た瞬間…一つひとつの小さな事象、出会い、人間関係を、作家都合で“個の余白"を潰してなくて心地よい。…
吸い込まれそうになる青空と雲。
それとは対照的に漂い続ける閉塞感、停滞感。
あえて登場人物の動作をじっくりと見せることで生まれる倦怠感。
ゆったり、淡々と流れる時間。
どこか夢を見ているかのような曖…
「人間は戦いをなくすことに耐えられない」
大好きな森博嗣作品で、原作は全巻読んでます。
で、押井監督作品にしてはメタ作品に寄り切らず、分かりやすく作られている印象。ただし物語の世界設定がしっかり…
当時13歳の夏にぶっ刺さり。
空虚で無機質な孤独感と一見温度感のない登場人物たちの関わりが、
当時のドロドロとした日常から目を瞑ろうと必死だった自分が欲していた逃げ場だったのかもしれない。
こんな…
森博嗣の原作の独特の世界観の妙と、押井守的世界観の親和性と、主人公の日常の生暖かい現実と、その日常の非現実感とのバランスの絶妙さと、そのキャラクターたちの佇まいによって、その得意な世界にうまく誘われ…
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