Siroyagi

護られなかった者たちへのSiroyagiのネタバレレビュー・内容・結末

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

誰も護られない。
人を見ずに、上司と組織を忖度する人々。
他人の痛みなど、僕たちは、心にもとめない。
立場の弱い人など、所詮は、ものの数に入らいない。
生保を受けている人を遠ざける。
ああなってはいけない。
どこにでもある日常。
そういう社会を、
僕たち大衆が認めている。
あの3人、多くの保護を必要とする人々を見捨てているのは、
ケースワーカーではなくて、
僕たち大衆なんだろう。
彼女の罪は、僕たちの罪。
児相に見放される子供たち。
学校から排除される子供たち。
貧困は、その人だけのせいではないのに。
子どもの責任でもないのに。
年収制限付きでもベーシックインカムが必要な時代。

選挙カーは走る。
命と生活を守ります、連呼して走る。
いつそんな時がくる。
政治は僕たちを救わない。
Siroyagi

Siroyagi