Siroyagiさんの映画レビュー・感想・評価

Siroyagi

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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

52Hzの聞こえない声が、この世界にあることを教えてくれた。
たくさんの人が、泣いているのに、僕たちには、聞こえない。
アンさんの声は、きなこには届かない。
僕たちの異なるものへの憎悪が、彼を自死へ追
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

エンディグ曲「Feeling Good(nina shimone)」に和訳が出たらよかったのに。
🎵日は沈みーまた新しい1日が始まるーそれは私を生まれ変わらせるーそう今とてもいい気持ちー自由はあなたが
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(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「さとくん」の変容は、障害者施設で働くことの過酷さと、障害者と向き合うことの困難さにあるのだろう。
役にたたない者は、いらない。
生産性がない者は、いらいない。
障害者はいらない。
社会のために、
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます


政府がマスコミが、同じ群れに所属する利得のために、
同じ人間を、異質なグループとして作り出す。排除する。

政府とマスコミがあおる不安。
強制と自発的な同質化。
同調する善良な市井の人々。
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

4.2

娼婦達の殺害。神の名の下に、浄化のために。
女を殺ろす事を支持する多くの男たち、女たち、
女を買う男たちは、浄化の対象とされないのは、女性を物として、所有物としか考えていないからなのだろう。
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妖怪の孫(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

明治維新で天皇を新たな後ろ盾として権力を握った一族と協力者たち。
議員世襲制の下で、その支配を確かなものにしている。もしからしたら、野党もその協力者?
日本は、彼らのグループとそうでない者に分断さ
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

42人とその家族を救う物語。
安全地帯にいる人間は、年老いた親を他の人へ引き渡すことができる。
それが、家族の絆と言えるのだろうか?
穴の底に落ちた貧しい人間は、親と共には生きられない。
社会
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

年寄も、子供達にも冷たい日本の社会。
排除される老人と大切にされる老人。
政治が、この世界から排除するのは貧しい老人達。
彼らにとって利用価値がなくなったから。
「ミチ」は、明日からどう生きて
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

エンドロールが短すぎ。
乾く暇もない。

祈ることしかできない子供達。
救われない子供達。
入管職員は、思考を忘れたアイヒマン。

でも、この子たちを見捨て続けるのは、
本当は、僕たち
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

この監督は、希望が好き。
1人で悩む女性たち。
誰にでも、
ままなら時が来ることもあるに、
生まれてくる子供達は、
そのゆりかごを選べないのに。
捨てるなら生むなとか、
良いとか、悪いとか、
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

見捨てらる子供達。
不良品扱いされる子供達。
自分らしく生きたいと思うだけなのに、
そんなことさえ許されない社会。

自分とは違う、異質な者を排除する。
学校のいじめる集団、村八分する社会
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

女子高生自殺事件、
学校の隠蔽の問題ではなく、
報道の正義の問題ではなく。
彼女は、最初から正義など撮りたくてもなく、望んでもいなかった。
自分に都合の良い事実を切り取ってコラージュするだけの人。
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

誰も護られない。
人を見ずに、上司と組織を忖度する人々。
他人の痛みなど、僕たちは、心にもとめない。
立場の弱い人など、所詮は、ものの数に入らいない。
生保を受けている人を遠ざける。
ああな
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

あれほど騒がれていたのに、
今も苦しんでいる人がいるというのに、
ネコ400号が死んだ時に生まれた世代なのに、
水俣病のことを忘れていた。

成長する企業と政治にとって、
犠牲者は、疎外さ
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明日の食卓(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

子を育てる母、女性が生きにくい世界。
こんな社会にしたのは、僕たちのせいだ。
常識という名の男達が作り出した規制。

この男の子たちは、大きくなったら
自分の妻とどう向き合うの?
こんなに愛されても、
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名も無い日(2020年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

長男は、次男が目が見えなくなると知った時、
生きて生けなくなることがわかっていたのに、
父が死に、母がおかしくなった時も、
弟を見捨ててきた。

三男は、自分の実家が朽ち果てていくのを、
家族の絆が壊
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ノマドランド(2020年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

いつか聞いたGeorgWinstonのような美しい音。
見たこともない美しい大自然。
出会う人はみな優しく、
貧しくても、
人、自然との絆によって、最後のときを迎えるまで、
一人で、放浪の旅を続ける。
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

原作より、映画の方が良いシネマ。
年に1度くらい
この世界でなお、
理不尽に命を失う子供たちの悲しみに
想いを馳せてもいいだろう。
そう思わせてくれたシネマ。

この世界に、確かな正義などない。
自ら
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異端の鳥(2019年製作の映画)

1.3

迫害を受けたユダヤ人の子の戦争の物語だと思ったら、違った。
繰り返される暴力に、悪意は、少年に、見てるの私の中に潜むものと共鳴する。
いつの時代も、どこでにでも、誰にでも。
異端の者に対する嫌悪と迫害
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

死者が見た走馬燈。
好きだったこと、悲しかったこと、できなかったこと、平和への願い、行ったり来たり。
映像のコラージュ。

願う平和は、付和雷同する大衆には届かない。
ドクラ・マグラのように、
新しい
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

1.1

このレビューはネタバレを含みます

映画になったら、シンデレラ物語になってしまた(悲)。

この本が、たくさんの人の共感を生んだのは、
この閉ざされた社会に負け続けても
戦い続けている女性だから。

シンデレラを夢見ては、戦えない。
2
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彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

戦争に向け、高揚する大衆。
嬉々として兵に志願する若者たち。
再び戦場を希求する老人たち。

死者の声を聴くべきだろう。
死者の黒ずむ顔を見るべきだろう。
戦争を知らない僕たちは、
リアリティを持った
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

マスコミは、真実ではなく、金の隷属者
 金の鳴る大衆の欲望を喚起する。
 世間や警察をミスリードする。
 欲望の世界に、誘う。。
 太平洋戦争も松本サリンの河野さんも。
 マスコミは、僕たちの心の鏡。
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幸福路のチー(2017年製作の映画)

5.0

女の子、女性、母、祖母。
女性が自分らしく、自由に生きるには、つらい世の中。
懸命な姿が、美しい。
館内に広がる女性の涙の声。
重ねる人生?
明日への希望となることを願ってしまうSINEMA。

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

男たちが作った、格差と貧困から逃げられない社会。
僕達は、機械ではない彼らに駆逐されようとしている。
開放できるのは女性だけ。
子宮(子供を作る傀儡、快楽の傀儡)から、女性の持つ能力の開放。
ガラスの
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

虐げられる人々。
ひと握りのお金持ちと、
圧倒的多数の貧困。
貧困と苦痛の連鎖。
逃れられないのなら、
この世界を壊してしまおう!
テロリストにも、テロリストの正義がある。
何にも関係ない人たちを犠牲
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楽園(2019年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

人は集団になると、異質な者を見つけて排除する。
どこに行っても、同じ。
どこにも楽園などないということ?
まして、排除された人には。
楽園は、僕らが持っている悪の向う側にあるのかもしれない。

豪士は
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

この結末を選択したから、
頭のおかしいギャツビーのサスペンスになってしまった。
とても魅力的な女性だったのに。
舞、オーバーヘンスの白頭鷲の舞のよう。
グレートハンターは生きる意味を探し求める舞。
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.9

抱腹絶倒、こんなに笑えたの、久しぶり。
こんなに面白いのに、時々、涙がでる。

デイアンドナイト(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

阿部慎之助が素敵で、清原果那がかわいそうで、つい引き込まれてしまったけど、
悪と怒りと善と偽善、生き残る不正義。
片方で悪事を働き、片方で正義と言われても。
怒り任せた暴力は、誰も救えないし、大切な人
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