梅ミンツ

護られなかった者たちへの梅ミンツのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
3.7
やるせない……
なんかもう脱力です。
生活保護一つとっても、色々な問題を抱えているのだなあと思います。誰かを頼らないと生きていけないことってあるよ。支えあわなきゃ生きていけないこともあるけど、それは誰かに強制されるべきことではないなあと思う。お役所仕事ォ!!って思うよ。

震災と生活保護問題を上手に絡めていたと思いますが、ミステリーとしてみるのなら3点。社会派映画(入門編)としてみるのなら4点です。
あと毎度思うけどみんなボソボソ喋ったり早口だったりするので、本当に聞き取れないの。名前聞き取るのも一苦労でした。

かんちゃんと、とねくんと、けいさんのシーンだけを永遠に流していてほしい。
3人が幸せに暮らすシーンだけを見たい。
一緒に寝たりご飯食べたり、そう言うとこだけ見たい。
血の繋がりのない人が寄り添って家族になるのって尊い。泣けます。

ベストシーンは、とねくんとかんちゃんの自転車シーン。

個人的に好きじゃなかったのは
いきなりバレエの練習する女の子のシーンと、エンディング曲。
いやほんまあのタイミングでわざわざバレエシーンいる?あれは演出としてわざとらし過ぎてちょっと引いた。
エンディングはこの映画に桑田佳祐……?ってなったから。絶妙にあってない感。いや、これは私が好きじゃないだけで、泣けるエンディングだったのだろうか?歌詞みてもよくわからんかった。

それにしても子役の子激似でしたね。
一瞬で誰の過去か分かったので、展開的にいいのか悪いのか謎でした。可愛かった。

あ、瑛太ああいう役本当にうまいな。と思いました。
梅ミンツ

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