2023年8月26日
『ＰＩＧ ピッグ』 2021年ｱﾒﾘｶ制作
監督、マイケル・サルノスキ。
アメリカ、オレゴン州。
ロブ（ニコラス・ケイジ）は山奥で、トリュフ狩りをする
豚と一緒に暮らす。
時折、トリュフバイヤーのアミール（アレックス・ウルフ）
が訪ねて来るだけの静かな暮らしだった。
が、ある日の夜、その豚を盗まれ、ロブも怪我を負う。
ロブは手掛かりを探しに、街まで出掛ける。
ニコラス・ケイジさんとは思えない風貌。
目線が斜め上を見ている時、あ、ニコラス・ケイジさんだ、
と分かるだけだ。 目元でね。
顎の髭がふさふさで、髪ももしゃもしゃで、いかつい体つき、
しかも、顔を怪我し、最後まで治療をせず、血だらけのまま
演技をする。
今までのイメージとは違って、まるでホームレスのようだ。
が、その存在感が圧倒的。
話は、飼っていた豚への「愛」故に、探しまくるが、
それがね、見つからない。
ようやく、探し当てても・・・・
「壮絶な過去」と向き合う・・・とあらすじにあるけれど、
結局、壮絶な過去が今一つ理解できないままになって
しまった。 壮絶、ですかね？
全てを捨てて、山奥に籠もるほど、ですかね？
ストーリーにもう少し追加が欲しいような気がした。
描き足りないと思った。
せっかく、ニコラス・ケイジさんが、こんなに！こんなに！
頑張っているんだもん。
そのニコラス・ケイジさんの演技を、目を見張る思いで
一気にこの映画を観た。 二度観た。
