ディレクターズカット版とはいえ、まあほぼ通常版の再鑑賞みたいなもの。
ブルース・リー作品の再鑑賞の時、格闘シーンはじっくり観る一方で、それ以外のシーンだと正直まいっか‥と流し見する場合もある。
ところがこの『燃えよドラゴン』だけは全部をじっくりと観たくなる。それだけいろんなエピソードが詰まってる。
のっけからあのスパーリング!
オープンフィンガーグローブを付けて、打撃から入り、投げ、極める。
まさに総合格闘技の萌芽。
しかも相手が若きサモハン😄
次に師の教えが入って(ヨクワカラナイ)、
そして、
”Don’t Think, Feeeeeeel ”
(このくらい伸ばします)
ここまで映画が始まってわずか8分!この密度‥
この後も、いろんなエピソードがぎゅっと詰まって、最後まで楽しい。
雑なところもいっぱいあるんだけど、それにも様々な裏話がくっついてきて、また楽しい。
そしてあの鏡の部屋。
純粋な格闘シーンとしては、チャック・ノリスやジャバーとの闘いの方に惹かれるけど、こちらはカンフー映画史上最高の芸術性。
リー師匠の獣のようなしなやかな身のこなしが鏡に映って‥幻想的。
ラロ・シフリンも最高♬