ぶちょおファンク

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれからのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2.5 中盤★2 終盤★2.5

良い点
◯タコス・ソーセージのパリパリの音が美味そうすぎる!😋
◯“ハーフ(半分、不完全、未成熟…等)”にこだわった映像や演出。

残念な点
●主人公が度々自転車で逆走(右側通行に対して左側走行)するのは理知的な彼女のキャラに合ってない。(道路を“半分”に分けふたりで歩くのとは意味が違う)
●ダイナーでのメール(チャット)のやり取りは面白いけど無理がある。


☆総評
エドモン・ロスタンの戯曲“シラノ・ド・ベルジュラック”的な設定を軸にまあまあ面白かったけど、数々の散りばめられた“素材の良さ”をそんなに活かしきれていない印象。(作品のテーマ“ハーフ”に徹してあえて深く掘り下げなかったのかもだが…)

“映画のパロディー”が多く(『卒業』っぽいのは高校生にしては現代的な展開(保守的な田舎町では普通?)とは思えず無理矢理ねじ込んだ感…)、“彼女らの人生はこれから”という希望に溢れる爽やかな後味は残った。

リア・ルイスを初めて認識しましたが、ジェット・リーに似ているのでいつか共演して頂きたい!(笑

ふと思いついたけど“多様性”を描くネトフリ作品にしては“黒人”が出てこないのも今作の“ハーフ(不完全の意として)”さの現れなんだろうか…?
そして“ヤクルト・カロリーハーフ”を使ってたらスゴいけどね…?(笑


2021年90本目(+短編6本)