<概説>
アメフト部補欠の脳筋男子に頼まれたラブレター代筆業。けれどそのお相手は自分も気になっている女の子で…それぞれの愛が絡み合うNetflixオリジナル青春ドラマ。
<感想>
間違いなく愛とか恋の物語なのですけど、むしろそういった話を小馬鹿にしがちな理詰めの視聴者向けの作品です。つまり頭の固い私向け。
所謂御涙頂戴展開が結構あるんです。確信犯的に。
ただそれは製作陣もだいたい分かっていて、意図的に作中でそれを主人公に貶させている。けれどいいバランスでそれを演出しているので、気がついたら観衆の理性は主人公とシンクロ。
その製作陣の意図が読めたあたりで、もうゾワゾワしましたね。視聴後はつい頬杖ついて窓の外を眺めした。
ただそんな頭ばかり使うようなものでもなくて、しっかり青春の熱要素も。これは斜に構えた態度だと要素を取りすぎとも言えるのですが、構成がいいのでそこまで鼻についたりもしません。
時間も100分と程々なので、疲れた時の恋愛映画としては100点満点だと思います。