ジュライ

ブレスラウの凶禍のジュライのレビュー・感想・評価

ブレスラウの凶禍(2018年製作の映画)
4.0
全編通して不吉なのがいい感じ。
中世の残虐な処刑方法を模倣した連続殺人と、鬱全開で死後三日経った魚のような目をした主人公。
あの髪型、なにか理由があってああなったのかと思ったけど、別に理由なさそうだった。
美容院で「右側は毛先整えるくらいで、左半分は刈り上げで……」とかオーダーしてるんだろうか。

これに限らず、ポーランドの映画は陰気なのが多いから苦手な人も多そうだけど、私の好みにはドンピシャです。
思ったほど狂気ではなかったけど、物悲しくてこれはこれで良い雰囲気。
「そのシーンわざわざ繰り返さなくていいよ」って部分もあれば逆に説明不足な部分もあって、ちょっと拙い気はするけど、じゅうぶん楽しめた。

しかしあの焼き印をわざわざ用意した犯人、凝り性だなあ。ナイフで刻むとかでもよかろうに。
腹部と額でわざわざサイズも変えてるし。
ジュライ

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