oden8

ジオラマボーイ・パノラマガールのoden8のレビュー・感想・評価

2.8
テーマは大好きです💕www
高校生ならでは、モノの受け取り方や捉え方。それのキラキラとフラフラ。
もう一つ、"運命の出会い"ね。
これも、若い頃は僕自身も凄く感じてたものね。

テーマの描かれ方。僕にはしっくりこなかったなぁ。原因は??
今の僕が歳を取り過ぎたからなのか。演出が好みではないのか。
多分…どっちもかなぁ。

僕は、基本的には。映画は、その世界に没入にしてなんぼ。だから、物語の住人に共感しがちなんだけど。この作品は、僕がダイブに些か失敗。
彼と彼女の気持ちに憑依しきれなかった。
それでも、共感できる部分も多々あったんだけどなぁ。

神奈川ケンイチくんの、自分がないのかあるのか分からない感じ。まだ、自分自身が自分のことを分からない感じ。
見つからないことへの焦りばかりが先行し、探す努力を怠るトコとか。
結構ね…若い頃の自分を観ている様ではあるのね。
演じてはった、鈴木仁くんはヒョッロヒョロの高身長に今時のお顔立ち。とてもナヨっとした雰囲気を出すのが巧い俳優さん。僕の個人的な彼への好感度は高め。かわいいじゃないのよ。

渋谷ハルコちゃんは、キラキラしてる。あんたは是非ともそのまま大人になってくんさい。
"運命"を信じたい気持ちも、めちゃくちゃ分かるし。今は運命感じて、それに猪突猛進するのは素敵なことだと感じるのね。
結ばれる。結ばれない。は、置いといて。"運命"はそれなりにあると思うもの。
素直に夢を描ける間に、純粋な心で頑張るんだぞぉ〜。と、応援したくなる。

演出の仕方は斬新だったのかも。
場面を切り替えるタイミングとか、登場人物の語りの部分とか。好きな感じなんだけど、あざとくも感じたかな。

総じて、もっと20代前半の僕で出会いたかった作品やよね〜。

今の若い方は、この作品をどう感じるんだろうか。気になるわぁ。

38歳のおっさんにゃ、没入感や親近感よりも…作品内で漂う僕の、浮遊感のが強かった。

cast(役者·キャラ) 3
story(物語) 2.5 
architecture(構成) 2
Picture(画) 4
acoustic (音) 2.5
22-293
oden8

oden8