【We don’t have all the answers, but we do have purpose.】
あまりにSF寄りの超能力を持ってしまうと冷めてしまう自分にとっては非常に良い塩梅の超能力であった。圧倒的な治癒能力、しかもロジックは本人たちも分からないという不安定な状態が尚更話に我々を惹き込ませる。
すっかりハリウッドを代表するアクション俳優となったシャーリーズ・セロンだが、本当に最近は音楽が良いアクションばかり出演している印象がある。『ワイスピ』に『アトミック・ブロンド』そして本作もバックミュージックは最高であった。前に出した2作より遥かにアクションの質が高いし、洗練されているのも良い点。
ただよく考えてみると、敵が低脳すぎるのは多少引っかかる。不老不死軍団を前にただただ銃弾を撃ち込むのは無謀な訳であって、もう少し苦しませる方法はあったのではないかなと思う次第で…。
まあそんな部分も吹っ飛ばす程、不老不死軍団の謎を解いていこうする主軸のストーリー展開は面白かった。続編に関するラストの演出は「やっぱりね」とは思いつつも今すぐ観てみたい気持ちの方が強い。
いつやるの?続編。