はる

ジョン・ウィック:コンセクエンスのはるのレビュー・感想・評価

5.0
1600マーク!!大好きなジョン・ウィックの最新作、早速観て参りました!169分間アクションを浴び続けてお腹いっぱいです!幸せ!

ドニー・イェン、真田広之、RINA SAWAYAMA、スコット・アドキンスとキャスティングが発表されてからずーっと楽しみにしてました。ここまで培ってきたアクションのノウハウと独自の世界観の集大成。チャド・スタエルスキとキアヌの現段階でのMAX値を叩きつけられました。

⚠️以下ネタバレ⚠️

前作でどうにかこうにか生き延びたジョン・ウィックは首長を殺してしまう暴挙に走ったせいでさらにハードモードに突入。今回は大阪コンチネンタルがついに登場。真田広之、RINA SAWAYAMA親子が仕切るチーム大阪vs首席連合による戦争から幕を開けます。刀を振るう真田広之と弓とナイフで可憐に戦うRINA SAWAYAMAの姿に開始5分で既に元は取れました。そこにヌードルを啜るドニーさんがついに見参。その男、座頭市。盲目の殺し屋が魅せるキレキレのアクション。その鋭敏さにはデアデビルもびっくり。仕込み刀と拳銃、そしてドニーさんの代名詞連続パンチ。全国のドニー・イェンオタク大歓喜のグラサンスーツ姿の色気爆発っぷりに最早ノックアウト寸前。チャド・スタエルスキありがとう。観たかったドニー・イェンが全て詰まっているよ。一方ここでジョン・ウィックはヌンチャクを用いたヌンチャ・フーを披露。これがキアヌ版燃えよドラゴンだ。何度も敵の顔面にカッチカチのヌンチャクを御見舞い!大阪コンチネンタルのパートを締めくくるのがドニーさんと真田広之のチャンバラ。人間生きていればこんな凄いもんが観られるんですよ。赤い灯籠が美しい舞台での一騎討ちは実にお見事。ここでの悲哀に満ちたRINA SAWAYAMAの演技も素晴らしい。

中盤、ジョン・ウィックは助けを求める為にベルリンにひとっ飛び!ジョン・ウィック恒例のスムーズ大移動。ここで迎え撃つのが巨漢ボディスーツを身に纏ったスコット・アドキンス大先生。どんなに特殊メイクをしていても隠しきれないキレキレのハイキック。お馴染みのクラブシーンでのアクションは斧まで用いたダイナミックさが魅力的。

後ろ盾を得たジョン・ウィックの宣戦布告をビル・スカルスガルドに伝えるイアン・マクシェーン。なんとこの舞台がルーブル美術館。『民衆を導く自由の女神』の前で申し込まれる決闘への期待に胸が膨らむ。決闘のルールと日時が決まり、いよいよ物語はフィナーレへ。決戦の地サクレクール寺院へ向かう道中の凱旋門を舞台にド派手カーアクションと銃撃戦。ここからはスタントマンの大見せ場。222段のロング階段が待ち受ける。公開前から噂には聞いていた階段アクションは想像の遥か上を行く。ようやく一番上まで辿り着いたと思ったら蹴り飛ばされるジョン・ウィック。転がる転がる止まらない。そこに階段があったらアクション映画なら転がらずにはいられない。圧巻のワンカット転がりシーンはアクションの歴史に燦然と輝き続けるであろう伝説。ラストはドニーさんとジョン・ウィックの胸熱共闘。ジョン・ウィックに助けられたワンちゃんもナイスファインプレー!

ジョン・ウィックとドニーさんの決闘シーン。兄弟同士の最後の戦い。数多の修羅場を潜り抜けてきた二人の男の人生まで垣間見えるかのような緊張の一瞬でした。思えば一作目でワンちゃんを殺されてから随分遠くまで来ました。キアヌのライフワークとして続いてきたシリーズもこれで一区切りとなると寂しいですがこんなところまで連れてきてくれたキアヌ&チャド・スタエルスキに大感謝。この約10年間アクション映画を牽引してきた存在だと思います。レン・ワイズマン監督のアナ・デ・アルマス主演のスピンオフも楽しみですが、デヴィッド・リーチ含めチャド・スタエルスキら87組の今後の活躍からも目が離せません。とりあえずキアヌお疲れ様でした!そして私は早速今からアマプラで配信開始したスピンオフドラマを観ます!まだまだジョン・ウィック祭りは終わらない!
はる

はる