旅するランナー

ジョン・ウィック:コンセクエンスの旅するランナーのレビュー・感想・評価

3.8
【初志貫徹! 押忍!】

シネマ神戸での、シリーズ3・4作目2本立て上映。
さすがに接近銃撃戦も見飽きて疲れてきます。
まあ、真田広之&ドニー・イェンの登場で、何とか興味を繋いでます。

その真田広之が大阪のコンチネンタルホテルを経営してます。
そこが、なんちゃって日本になってます。
大きな電飾広告が「初志貫徹」と書かれてたり、
キアヌ・リーブスが怪しい日本語で「押忍!」と言ったり、
地下鉄がどう見ても大阪メトロ御堂筋線でなかったり、
予期せぬコメディ要素が散りばめられてます。

それでも、パリに舞台を移してからのアクションは壮絶です。
予告編でも出てくる、凱旋門での車に轢かれまくるガンファイト。
最後の決闘の場、サクレクールへ向かう長い階段での史上最長の階段落ち。
このあたりは、想像を超えてくるスゴさがあります。

そして、終盤ドニー・イェンの活躍シーンで流れる、ジョニー・トー監督作品を思わせる劇伴。
漢たちの絆を描き、渋くハードボイルドに締め括られます。

激しい銃撃バトルで観客を楽しませるという初志貫徹。
このシリーズは最高に楽しめたか?
と問われれば、躊躇なく「押忍!」と答えます。