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ただ悪より救いたまえのふーたらのレビュー・感想・評価

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)
3.9
年は明けたものの、2021年に観た映画の棚卸しとして。

2021年12月24日、世の中的には、クリスマスイブ。
いつもは空いている、ユナイテッド・シネマなかま16の駐車場が一杯に。
チケット売場も長蛇の列。

まさか!と思ったものの、他の方々のお目当ては、やっぱり「劇場版 呪術廻戦 0」。

レイトショーなので、事前にパンフレットを購入しておこうかと思ったものの、こちらも長蛇の列。

もぎりの方にお伺いしたところ、今日は混んでるので、レイトショーが上映後も売店は明けているとのこと。

ということで、入場者特典のポストカードと思わせてのリバーシブルカードを頂き、安心してトイレを済まして、スクリーン3へ。

入場者数を数えてみたところ6名(たぶん)。全員、独り客。
クリスマスイブの夜、激混みの映画館の中で、このスクリーンが1番熱かった。ような気がする。たぶん。

「新しき世界」のファン・ジョンミンとイ・ジョンジェの夢の競演に、マブリーの「スタートアップ!」や「それだけが、僕の世界」の弟の方のパク・ジョンミンが強烈な個性で脇を固めます。

監督は、「哀しき獣」、「殺人の告白」などのナ・ホンジン監督作品の脚本に携わったホン・ウォンチャン監督。

日本、韓国、タイの3カ国に渉るド派手なアクション。
メインは、危険な香りのするバンコクで、特殊部隊や地元マフィアも交えて、ドッカンドッカン。
ジョン・ウィックを超えた?感のある、火薬量と近接アクション。
最後は、みんな大好きなタイマン勝負。
しっかりと、アクションを堪能させて頂いてからの、レオンを思い出させる感じの締め。

アクションだけではなく、国家の権力振り回される男の話を軸に、在日コリアンの課題やジェンダー問題、臓器売買や誘拐や家族の問題などストーリーもかなりの骨太。

年末も押し迫っての素晴らしい映画に感謝です。

2021年に劇場で観た映画の中で堂々の単独1位(27本中)です。
(2021年はかなりの本数が少ないです)

(2021/12/24 ユナイテッド・シネマなかま16 2D 字幕)
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