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パイプラインのAZのレビュー・感想・評価

パイプライン(2021年製作の映画)
3.1
それぞれ問題を抱えるメンバーが個性的で、時に裏切りも起きるが徐々に仲間意識が芽生えていく姿が微笑ましい。特に、監視役だったカウンターが仲間になるのが良かった。
ただ、キャラクターは個性的ではあるものの、それぞれのキャラを生かしきれていなかった印象。

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計画があまりにも大胆で壮大なため現実味がなく、にも関わらず各メンバーは作戦開始当日に初顔合わせで作業を進めていくという無謀な流れ。

外に出てはダメだと言われているのに平気で外に出てしまったり、契約違反が発覚してもクライアントはどうにかしてこの計画を成功させなければいけないので彼らにまかせるしかないとう状態。

緊張感もワクワク感も感じれず展開がダラダラと続き最終的に逆転劇が待っているというお決まりのパターン。

コメディー要素を入れたことで中途半端な作品になってしまったのではないだろうか。もしくは、つまらない展開をコメディー要素で誤魔化そうとしたのか。

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意外な展開が待ってはいるものの話が壮大すぎて心がついていけず、最後はただの肉弾戦に帰結し、あまり感情移入できずに終わってしまった。
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