廃墟ビルに侵入してゾンビ映画を撮影中のクルーが隣のビルで行われるギャングの処刑現場を目撃。ギャングに囲まれたビルからクルー達は何とか脱出しようとするが…というストーリー。
約六千円で撮影された事で話題となったゾンビ映画「コリン」LOVEOFTHEDEAD」のマーク・プライス監督によるバイオレンス・アクションです。今回は確実に六千円以上かかってると思います（笑）
物語は処刑現場を目撃したことでギャングがビルに乗り込んできて撮影クルー達がそれぞれの技能を使って戦いながらビルからの脱出を目指すというものです。この其々の技能使って戦う所が面白かったですね。音声はマイクや録音機を使って別の階の仲間の状況や敵の移動を調べたり、特殊効果担当の女性エリ―は薬品を調合したり、ビル解体の為に仕掛けられた爆薬を使って即席の武器を作ったりする所が面白いです。ちょっと「真夜中の処刑ゲーム」思い出しました。監督は偉そうでギャングに狙われてからビビりまくって役立たずかと思いましたが、最後に漢気見せましたね。殺されたのは可哀想だけど自業自得な所もあるかな。
アジア系スタントマンのドニーは大活躍でしたね。「カンフー野郎」と仇名付けられるぐらいカンフー使って敵を倒しまくる姿はカッコよかったですね。序盤の戦いでは「ジョン・ウィック」の様なガンフー披露してましたし。強敵チレチマ師匠と手下二人との戦いも見応え抜群で盛り上がりました。この人の戦いは全部見応えあったな。
敵のギャングも生きながら焼かれる姿を笑いながら見るような残虐さを持ってますが、「火曜日は早く帰りたい」とか「俺も子供いるから早く帰りたい」とか言い出すポンコツなんで主人公達にガンガンやられていきます。敵のボスは中々の残虐さとラストバトルでは強さを見せてくれました。
しかし最後なんでボスにとどめを刺さずに脱出したのか。倒れてはいるけど全然怪我してないから復讐しに来るの確実でしょうに。ドジ踏んで自滅したからよかったけど。
主人公達が撮影してたゾンビ映画はちょっと見てみたかったです。
個人的に最後まで飽きずに見れて楽しめたバイオレンス・アクション映画でした。
