もの凄い臨場感だった。
南北戦争でアメリカ史上初のアフリカ系市民で結成された北軍の一部隊(第54連隊)。その過酷な運命と熱き闘いを史実に基づいて描いた戦争スペクタクルドラマ。
激戦の連続の中で黒人たちが如何にアイデンティティを確立して行ったのか、生々しい映像と丁寧な心理描写で描かれていた。
デンゼル・ワシントンが若い!新しい靴欲しさに脱走しムチ打たれるシーンのあの表情が印象的。尖った態度と深い影を見事に演じてた。そして言わずもがなのモーガン・フリーマンは安定の演技がしっかりと重しになってたと思う。
なんと言っても、童顔で甘くて頼りなかった若き白人大佐ショーを演じたマシュー・ブロデリックの冒頭とラストで受ける印象の落差に心が震えた。状況を敏感に捉え、今やるべき事をやる!
今だからこそより一層、色んな意味でのリーダーの資質、振る舞いとは?を考えさせられた。
浜ちゃんが格付けしそうなテーマ曲のインパクトと合わせて記憶に残る傑作だった。