おどろきの白鳥

いのちの停車場のおどろきの白鳥のレビュー・感想・評価

いのちの停車場(2021年製作の映画)
2.9
東映&成島出さん・平松恵美子さんらしい、人情映画に仕上がっていました。
エピソードが細切れで、連作短編小説のダイジェストっぽかったです。
登場人物は生き死に接しているとはいえ、ちょっとしたことですぐ泣く感じ。
すこし、観客の感情誘導をしすぎじゃないかと訝しむきらいもありましたが、キャストの存在感と確かな演技力で、こちらの涙腺も刺激されました。
そこそこよかった。

そして何より、ロケ地がよくて。
自分には最近(コロナ禍前)に行った、兼六園や金沢駅、ひがし茶屋街、主計町、浅野川大橋、八郎ずし……治部煮の味を思い出し。
ああ、また金沢で飯が食いたくなった。
ご当地作品としては成功だと思います。

それにしても邦画界は、吉永小百合さんを神聖視しすぎでは!?
たしかに小百合さんは50代に見えなくもないほど若作りだけど、田中泯さんと父娘は無理があるなぁ。
このお二人、ほとんど同い歳じゃなかったっけ?