ひらり

いのちの停車場のひらりのレビュー・感想・評価

いのちの停車場(2021年製作の映画)
3.0
登場する人物は様々。最先端医療に望みを抱く人もいれば、最後まで自分らしく過ごそうとする人、小児がんと闘いながら明るく振る舞う女の子など。本人、支える家族、まほろばの人々が悩み葛藤し、それぞれが懸命に生きている。

「頑張れ頑張れと何を頑張れば良いのか」小児がんの女の子の母の言葉が突き刺さる。野呂(松坂桃李)が女の子に寄り添い取った行動に胸が熱くなった。

患者さんや家族にとって心の拠り所は支えてくれる医師や看護士。
モンゴル好きのマスターが営む店が、もてなす料理がまほろばの人々を温かく受け入れる拠り所。
在宅医療、自分の人生、いのちの閉じ方など考えるきっかけとなった。
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