藤井道人監督はどの作品においても本当に人を見る目が優しくて、
どんな結末であっても愛をとても感じる。
今回も丁寧に伏線を張っては見事に回収してくれていて、
またこの作品が本当の意味で何を問いかけ何を伝えたかったのかを
とてもわかりやすく描いてくれて、
しかも未来に光をちゃんと残してくれていた。
また、先日公開されたmillennium parade渾身の主題歌「FAMILIA」のMVが、本編のアナザーストーリーとも言える構成になっていて、
しかも本編の物語をここでまた回収しつつ、
更に新しい解釈を加えてくるという壮大な物語で更に胸を打たれた。
1999年→2005年→2019年という3つの時代を駆け抜ける
とても大変な役を、主演の綾野剛さんを始め全キャストのみなさんは、
ビジュアルだけではなく目の光から声色まできっちり演じ分けてて
本当に痺れた。
負の連鎖よりも愛の連鎖を感じられる作品。
