切なかった、ただただつらくなってゆくだけなんだもん。子ガモみたいに、最初に手を差し伸べてくれた人にずっとついてゆくけんぼーの目。彼自身が人を傷つけるわけじゃないのに、彼の存在は誰かを窮地に追いやるばかり、裏目に出ることばかり。それしか方法がわからない生き方って切ない。
序盤の「行くとこあるのか？」が刺さりました、わたし的クライマックス。おやじの大きさと寂しさ悔しさ心細さ、安心と、悲しさ、どんな気持ちでもない、すべてごちゃ混ぜって感じで。その時点で考えられる最良の未来のために、人は選択をするよね。
14年はあまりに長い。じゅうぶんに、人も世の中も変わる、栄枯盛衰、諸行無常。
全部が解決する瞬間って残酷だな。
