このレビューはネタバレを含みます
冒頭、少し突拍子のない展開に少し困惑したけれど、どんどん苦しく、でも見届けたい気持ちに。
スワンのヘッドドレスを一果のあたまに載せて、「あげる 帰るわよ」といった瞬間、どわっと涙腺にきてしまった。
草彅くんの演技って凄みがある。
人には己の地獄がある、
渇きがあるから踊り続けられる
けれど、死に際に見るにはあまりに綺麗な景色すぎて、美しさが凝縮されすぎていて
もっと平らでよかったのに、それぞれの人生に、美しさがまんべんなく散りばめられていたらいいのに。
凪沙の言葉どおり、ちゃんと強くなった一果。アヒルの子は白鳥だった。