さえぴー

太陽がいっぱいのさえぴーのレビュー・感想・評価

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)
4.9
アランドロンほどのハンサムは他にいるんでしょうか。
最初は端正な顔立ちを持ちつつも田舎臭さが抜けない印象でしたが、ラストのヒロインを見つめるシーンはなんとも言えぬ色気が漂っていて、目つきは凛々しく吸い込まれるようでした。また、ハンニバルのレクター博士のようなサイコ的な魅力も感じました。レクター博士も若い頃は美男子でしたからね。まさに美しき犯罪者です。
タイトルの意味が最初はわかりませんでしたが、ラストでわかります。これは彼の台詞で、彼が全てを手に入れたことを示しています。そう、手に入れたはずだったんです。でも…。ここはぜひ自身で見ていただきたいです。
以前にリメイク版のリプリーも鑑賞しましたが、この作品はリメイクする必要はない、というよりできないと思いました。
素晴らしい名作です。
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