コリドラス

太陽がいっぱいのコリドラスのレビュー・感想・評価

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)
4.3
久しぶりの鑑賞。当時25歳のアランドロンの儚く危険な美しさに魅了される作品。

ヨーロッパの富裕層って何代にもわたって築かれたその財力は半端ないんですよね。
それ故に救いようのない身分差。

貧しいだけであんなに馬鹿にされて虐げられたら危険を冒してでも底辺から脱出したく気持ちは分かるな。

地中海の眩しい太陽と対照的な暗い部屋でひたすら友人のサインの練習をするシーンが印象的。

アランドロンって特に日本のおばさま達にすごい人気があったんですよね。CMにも出ていたし、晩年にはおばさま向けアランドロンとディナーが出来るツアーなんてのが売り出されていたのを覚えてます笑

ともあれアランドロンを一躍世界的スターに押し上げた紛れもない青春クライム映画の傑作だと思います。

「太陽がいっぱいだ
今までで最高の気分だ」
コリドラス

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