諒将

あのこは貴族の諒将のレビュー・感想・評価

あのこは貴族(2021年製作の映画)
4.0
おとぎ話みたい!って思いながら見た。
現実が絡んでて、どうも子供に聞かせるのを迷ってしまう感じのやつ。

ゴシップガールやThe O.C.みてた高校生の頃は、それらが描いた世界がアメリカから日本に置き換えられた時にいったいどうなるんだろ?ってずっと気になってた。
だから今回この映画でそれをちょっと覗くことができたことで、上京してから出会った旧家や資産家の家の子のこと思い出しながらみて楽しめた。

性根がカッペなぼくにとって、都会は確かに視覚的にも面白いけど、その奥に潜む、ちょっと眉を潜めてしまうくらいの現実的な面白さにやっぱり惹かれます。

劇中に「富裕層」「リッチ」「金持ち」っといったダイレクトな表現があまり登場してこなかったから、小説みたいな良い余韻に包まれてたんだと思う。

原作者の山内マリコさん、数年前のスカイマークで東京の好きな場所に「椿山荘」を選んでいたんだけど、本当にあの雰囲気がお好きなんだなと思った。

高級ホテルのアフタヌーンティーへ行くのは、ディズニーランドよりも非日常が味わえて自分的に楽しいと思う。行ったことないけど、たぶんそう笑
諒将

諒将