このレビューはネタバレを含みます
ぼくはフレンズが謎に大好きなので、フレンズについて劇中で意見が交わされる作品はどんなのでもだいたい記憶に残ってしまう。
今作の冒頭で、主人公家族の娘が移動中の暇つぶしに見ていたのがドラマ「フレンズ」で、そのシーンからグッとテンションがあがった。そのシーンだけかと思いきや、ラストに至るまでばっちりメインキャスト級の存在感で、これはもはやフレンズ映画!
娘は狂信的にフレンズを観て、外の世界が大変なときにもドラマの最終回のことで頭がいっぱい。
謎にフレンズをぼーっとただ見て過ぎていった時間。その謎の部分と向き合って、間延びしている演出を利用して、じっくり考えながら見るだけでも、この映画の楽しみ方としていいと思った。