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あのこは貴族のmasaのレビュー・感想・評価

あのこは貴族(2021年製作の映画)
4.1
この世の中階層で、生きていけなくてはいけないと痛感した。でもそこから少しずつ自分を見つけだしていくという話。

なんか最近邦画って心にグッとくる作品が多々出てきてるのが嬉しいです。これも非常に良かったです。

山内マリコの同名小説を原作に、同じ都会に暮らしながら全く異なる生き方をする2人の女性が自分の人生を切り開こうとする姿を描いた人間ドラマ。

都会に生まれ、箱入り娘として育てられた20代後半の華子。
「結婚=幸せ」と信じて疑わない彼女は、結婚を考えていた恋人に振られ、初めて人生の岐路に立たされる。
あらゆる手段でお相手探しに奔走し、ハンサムで家柄も良い弁護士・幸一郎との結婚が決まるが……。

一方、富山から上京し東京で働く美紀は、恋人もおらず仕事にやりがいもなく、都会にしがみつく意味を見いだせずにいた。
そんな2人の人生が交錯したことで、それぞれに思いも寄らない世界がひらけていく…

やはり、生まれ育った階級というのはいかんともしがたい。でも、もがきながらも、本当の自分を見つけていく。そういうストーリーに、共感した。人生てそういうものじゃないか。
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