髙田由美

あのこは貴族の髙田由美のレビュー・感想・評価

あのこは貴族(2021年製作の映画)
3.5
映画の概要を読んだだけの時点で、お嬢様の側が希子ちゃんだろうと思い込んでいたが逆だった。どう考えても東京→希子ちゃん、田舎→麦ちゃんでは…
という偏見を見事に裏切って、麦ちゃんは完璧に世間知らずでピュアな品のあるお嬢様になりきっていた。

なるほど確かに、日本は平等な国の様に見えるし、日常に格差を感じることはあまりないけど、それは別々の階層が混じり合わないシステムになっており気付かないだけなのかも。
ところで私はこの映画で最下層扱いであった富山の生まれ。離れて約20年になりますが、少なくともその頃の富山を思うと…この映画盛ってないです。人も街も空気感もあんなんです。
髙田由美

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