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あのこは貴族の缶バッジのレビュー・感想・評価

あのこは貴族(2021年製作の映画)
2.8
「貴族はいいなぁ」でも、「貴族でなくて良かった」でもない中途半端感。
どこにも誰にも感情移入できない。だからって下層平民で良かったとは絶対にならず、この映画、どういう人たちにならササるんだろう。

ゼロ成長の続く閉塞感に満ち満ちた現代日本からは、時代の鏡としてやはりこんな作品ばかりしか生まれず、観る側もそこに鈍感になってきてる気がした。辛気臭い、って言葉そのまんま。
ただそういうヒロインを門脇麦が見事に演じているのはさすが!

とりあえずバイオリンのボウイングの真似って、難しいんだなということだけはよくわかった。
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