もちもち

最高の人生の見つけ方のもちもちのネタバレレビュー・内容・結末

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

家族のために地道に働いてきたカーターは、入院先の病室で仕事に人生を捧げてきた大富豪エドワードに出会う。優しく家族から愛されているカーターと傲慢で孤独なエドワード。正反対の2人だが、同じ病室で過ごすうちに徐々に友情が芽生え始める。共に6ヶ月という余命宣告を受けた2人は、やりたいことリストを作り、人生最後の旅に出る。人生について改めて考え直させられる素晴らしい映画。自分の死期が分かったとき、残りの人生をどう生きるだろうか。大体の人はいつか死ぬと思って生きていて、それがいざ目の前に現れるまで中々自分の死、そして生き方について真剣に考えられない。後悔のないように人生を歩もうと思わされた。性格から何から正反対の2人が友情を結び、残り少ない時間を楽しむ姿は気持ちが良く、こういうバディもののロードムービーはやっぱり好きだ。リストを順番にこなしていく訳だが、ラスト3つぐらいの展開は特に巧みで感動的。派手な映画ではないが、心に沁みるしっとりした部分と暖かなほっこりする部分が上手く作り込まれたストーリーで、非常に良い作品。ほぼモーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンの2人芝居だけど、2人とも味があって流石の演技。どちらも名優。モーガン・フリーマンってほんとにこういう役ばっか。
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