このレビューはネタバレを含みます
特に想定外な展開はないんだけど、とても良い話。ウリが泣くと私も泣いちゃう、なんて心が綺麗なんだろう...。
息子のために仕事を辞め世話をする父親、離婚した母親、家族の形は色々だし誰も責められない、母親も強引に見えるけど愛しているからこそもあり。父親もずっと一緒にいられないと分かりながらも愛しているし心配だからウリと生きようとする、もしかしたら世話が必要なウリに依存していたのかもしれない、こういう立場になったことがないから分からないけど、親と子の関係って依存し合うとあまりいいことないよなって思っている派。親子に限らずだけど。
立ち寄った介護していた母親を亡くしたばかりの友人のエピソードも良かった。いなくなってホッとした、それって本音だよね、凄くわかる。一緒にいたいけれど、どこかホッとする、綺麗事じゃないよね、それらの感情って表裏一体。
最後の自動ドアボタンの件は感動、彼にとって離れても父親は大切な存在、教えてもらったことが沢山ある、これからは好きなことを聞かなくても自分で決められるね。
あと、邦題に苦言。
この邦題は完全にネタバレになってるので許さない。
旅立つって言っちゃってんの。観てたらそうなるって分かるけど、タイトルで言ったらダメなの、残念だよ!