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Summer of 85のAbeCinemaTVのレビュー・感想・評価

Summer of 85(2020年製作の映画)
4.0
君の名前で僕を呼んで、に舞台設定やストーリーが近いかと思いきや、今作は光と闇を行ったり来たり。淡い思い出で片付けられない話で、喉越しがある。映像やファッションは文句なしに美しい。カラフル。主演の演技の変化も褒めPoint。ただもう少し二人の生々しい絡みが見たかった。ちょっと乗りきれなかったかなあ。要は主人公は何をしたのか、ってことで引っ張ってると思うんだけど、結局こう言っちゃなんだけど大したことなくない?って思っちゃうんだよね。

タイトルとかはめちゃくちゃおしゃれ。
そして作品のテーマ自体は、めちゃくちゃ胸にくるものがある。恋人関係にある間に相手が求めていたものと変わってくる、あるいは違ったことに気づくという悲哀。クーリンチェや花束みたいな、にも通ずる部分である。結構それをわかりやすくセリフで表現してくれる。
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