ホントかウソか知らないが、人間の血中アルコール濃度は0.05パーセントがベストらしい。
それを知ったマッツら四人の冴えない中年教師たちが、飲み続けることで血中アルコール濃度を0.05に保つ“実験”を始める。
デンマークって16歳から飲めるって、飲んべえ天国じゃん。
やる気の無い不人気教師だったのが、アルコール0.05パワーで明るく饒舌になって生徒たちに大ウケすると、今度は0.1パーセント、やがては制限を無くしたらどうなるか・・・。
設定は完全に「ハングオーバー」系なんだけど、こちらは人生に疲れ切ったおっさんたちの物語。
ユーモラスではあるが、どちらかと言うとミドルエイジクライシスからの、ほろ苦い人生の悲哀と小さな希望の物語。
序盤のうちは「これがオスカー？」と思ったが、終わってみると納得の出来だった。
劇中でキルケゴールの引用があるのだが、これこそ本作のテーマだよな。
ブログ記事：
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