もうちょい笑えるおバカ映画かと思ってたー、けど違ったー。
悲壮感あふれる40のおっちゃんたちが、ほろ酔いで人生豊かになる仮説を信じて日々酔っぱらって生活する話(バカっぽい話)なのに、ほろ苦でした。
うまくいかないおっさんズの描写が丁寧なので、ほろ酔いパワーで輝きを取り戻すおっちゃんズの姿にうるっときました。
ただ、決して華やかじゃなくても人生の愛しい時間を過ごしているのであろうシーンでは、アルコール入ってない状態なんですよね(登場人物が酒飲んでる状態なのかどうか、わかる演出に注目)。
結局、お酒は背中を押してくれたり、支えてくれたりするものでしかないんだと思うのです。
やっぱり人生のいろんなタイミングでお酒があると嬉しい。
めでたい時はお酒で倍楽しくなるし、悲しい時はお酒のおかげで少し立ち直れる気がする。
「お酒があるから楽しい」、「お酒に依存してしまう」じゃなくて。
人生の大切なときに一緒にいてほしい、良き友人のような感じでお酒と付き合っていけたらなーと思ったり思わなかったり。