マッツミケルセンがお酒飲みまくって踊る映画と思ってたので、観るまでめちゃくちゃなコメディと勘違いしてたのだけどかなり全力でヒューマンドラマだった…。私はお酒が大好きなんですが、この映画はお酒飲んでワー楽しー！ってなった経験のある人の方が格段に楽しめる気がするな、もちろん映画館で観るのも良いけれど、家で友達とお酒飲みながら観たらめちゃくちゃ楽しいのではないだろうか！
血中アルコール濃度を測りながら実験という名目で4人の冴えないアラフォーおじさん達が呑み続けるのだけど、酔っ払い達のワイワイ感がなんか東京の呑んだくれ大学生みたいでおもろかった。それでも彼らも呑んだくれ大学生も、れっきとした大人であって飲酒に伴う責任は自分で取らねばならない。
酒という一番身近な依存性のある嗜好品をモチーフにして、どんな落とし所を持ってくるかな〜と思ってたら意外にも言いたいことは結局「酒は呑んでも呑まれるな」的な感じで若干肩透かしな感じは否めなかった。とは言え、ハッピーエンドともサッドエンドつかない終わり方が北欧らしさ全開で個人的に好きだったかも。
デンマークの街並みだとか、一般家庭のインテリアだとか、マッツミケルセンのスーツ姿だとか、ビジュアル的に楽しめた。デンマーク行きたいな。
何より一番の目玉であるマッツミケルセンの飲酒ダンスシーンがとても麗しかった…北欧の至宝、飲んだくれてもダンディ…
