ShinoTakai

アナザーラウンドのShinoTakaiのネタバレレビュー・内容・結末

アナザーラウンド(2020年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

この作品を観たのはマッツ・ミケルセン主演。ただそれだけ。
しかも英語じゃない。デンマーク語らしいです。
英語と映画好きのただのミーハーの私にとってこれは結構すごい。

とはいえこの作品、アカデミー、ゴールデングローブのいくつかの部門でノミネート、受賞もしてて話題作ではあったので、公開当初から劇場で観るつもりでした。

ざっくりした内容は以下。

冴えない高校教師マーティンとその同僚3人は、ノルウェー人哲学者の「血中アルコール濃度を一定に保つと仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を証明するため実験をすることに。
朝から酒を飲み続け常に酔った状態を保つと、授業も楽しくなり、生き生きとする。
だが、すべての行動には結果が伴うのだった。

とウィキペディアに書いてありました。さすが簡潔でわかりやすい。
結末をぼやかしてるところがまたいいね。素晴らしいです。

正直「寝るかも」ぐらい思ってたけど、結構真面目に観ました。
結果、「やっぱりお酒は怖いな」と。これが一番の感想です。

もともとお酒は苦手で、好んで飲む方ではないし、飲まなくていいなら飲まない、
というか、生活においての優先順位はすごく低い。

決して嫌いなわけでは無いねん。
居酒屋は好きやし、気分次第で飲むこともあるし、一緒にいる人がお酒飲むのは全然大丈夫。
ただ、場の雰囲気は楽しいとしても、お酒を飲むことが楽しいとは思えないのです。

この映画みたいに、ちょっとお酒飲むことで気がおおらかになったり、
普段言えないことが言えたり、楽しくなれたりっていうのは良く解る。

お酒が縁で仲良くなれることだってあるし、男女なら間違いがロマンスになることもあったりする。
気まずくなったら「酔っ払ってたからな~」で逃げることも可能。お酒が飲めたらもっと人生楽しめたなーって思うことも多々あります。

この作品も、始めは「おお。いい感じやん」って思えたよ。でも後半は「あーあ。何やってんだか」ってなってたし、
トミーは死ぬやろうなって思ってた。

自分でコントロール出来る人ならいいけど、周りに迷惑かける飲酒は見てて気持ちいいもんじゃないし、お酒に対するイメージも悪くなる。

と、飲めへんからって文句言うてるみたいになってきたな。気を悪くさせていたらごめんなさい。

唯一の救いは、終わりが前向きやったことと、マッツ様のダンスが観れたことかな。
酔っ払ってる演技とはいえもとプロダンサー。体幹はしっかりしてた(笑)

あと、私が今まで観たマッツ様は、007の目から血が出る極悪ギャンブラー、スターウォーズの遠い星に住む優しいお父さん、ドクターストレンジの忍者みたいな悪役(ぐらいか?)やったので、冴えない歴史教師のマッツ様は非常に新鮮でした。

特にオススメもしないけど、お酒が好きやったり、最近飲みすぎてるな~と思ってる人は観てもいいんじゃないかと思います。

なんか感じ悪くてすいません。
じゃあまたね。
ShinoTakai

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