mh

アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台のmhのレビュー・感想・評価

3.8
これまず実話なんですね、ラストが何ともリアルで良かった!

ちょっとほろっとしちゃったんですけど、変に御涙頂戴展開にしないのも良かった!

全裸ボカシ無しとかも笑った。最近の映倫って、甘くないですか?

フランス映画ですが、元はスウェーデンの俳優さんの実体験を元に、刑務所の囚人たちを対象とした演技ワークショップでサミュエル・ベケットの戯曲「ゴドーを待ちながら」を囚人たちが演じるというお話です。

戯曲「ゴドーを待ちながら」を知ってるとさらに楽しかったんだろうなとは思いました。

囚人のメンバーにカメルという役で「母へ捧げる僕たちのアリア」のジゴロの長兄が出て来ました!(私がお父さんだと思っちゃった人w) なかなかクセの強い役でこちらも良かったですよ。

中学生の時演劇部でして、なんかそんなのも思い出したりして良いんですよ、過程が。とあるシーンで胸が熱くなりました。

でも、ラストはリアル。
あのあとリアルはどうなったんだろうなぁと考えてました。

エンドロールでモノクロの写真が写りまして、それが恐らく実在のこの物語の主人公たちの姿かな?と思うんですが、演じた俳優以上に渋くて味があってカッコ良かった!
あれじゃあ、そりゃ舞台が大盛況になる訳だなぁなんて思ってみたり。

非常に面白かったです。
mh

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