Seira

人数の町のSeiraのレビュー・感想・評価

人数の町(2020年製作の映画)
2.8
ギバーっぽい世界観だった。
ぬるくって馴染んでしまえば生きやすいけれど頭がぼーっとして自我がなくなっていく。
アイデンティティがなくなると人間はただの人数になってしまうってことね。
そこまで悪いことのようには思わなかったけど、自由に外に行けないのは嫌だなあ。
頭にノイズ流れるのも最悪。
あと最初にどういうところか説明なく入れられるのは詐欺じゃん、ってなる。
クーリングオフ制度って素晴らしいなと再認識。

小説の方が楽しめそうな世界観かなっていう印象。
戸籍を取られるまではいかないけど、意味も分からず上手いこと扇動されている様子は既にこの現実世界でも見受けられるものだから、映像だとどうしても現実味があり過ぎるのねきっと。
しかし結構好きな設定だった。

が、唐突の愛してるにはさすがに戸惑う。
もう一度自分の力で生きていくことを決断させたかったのは分かるけれどちょっと無理がありますね。
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