Mrsフロイ

夏への扉 ―キミのいる未来へ―のMrsフロイのレビュー・感想・評価

3.0
ロバート・A・ハイラインの原作を1995年の日本に翻案し、初の映画化。冒頭時代設定を描く当時の日本のニュース映像が巧み、「三億円事件犯人逮捕!」の報にグッと心を持って行かれる。これはと期待が高まるもその後の展開でこの謎が明かされる事は無い。

ハイライン原作の『プリデスティネーション』は時空警察という魅力的な仕組みとイーサン・ホークの憂い顔が、驚愕の真実を腑に落ちるものと感じさせた。

日本のほんの少し前の時代をハイラインが描いたら!という胸の高鳴りに応える事は本筋ではなかったようだ。
淡い青春のストーリーに終始したのは監督の狙い通りなのか。
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