バイキングの少年の活躍を描いたCGアニメーション。
スウェーデンのルーネル・ヨンソンによる児童文学「小さなバイキング」を原作としたオリジナルストーリー。
バイキングのフラーケ族の族長ハルバルの息子ビッケは、小柄で力がないので航海に連れて行ってもらえない。
ある日、ハルバルが戦利品として持ち帰った魔法の剣により、誤って奥さんのイルバが黄金になってしまう。
ハルバルはイルバの魔法を解くため、新しく仲間になったよそ者のレイフを加えて出航する。
今回も乗船を許されなかったビッケは樽に隠れて船に乗り込む。
旅先で一行はオーディンの息子ロキとソーの争いに巻き込まれる……
非力で運動が得意でない少年ビッケが”ひらめき”で困難を乗り越えていく。
オリジナルの小説は日本でも昭和時代にテレビアニメ化されており、本作ではその雰囲気を残してCGで描いているのが嬉しい。
CGで描いていることもあり、映像が美しい。
TVアニメ同様にビッケは鼻をこすってアイデアを出すが、その際の効果音はTVアニメ版の方が可愛らしい。
「そうだ この手でいこう!」
ごつい体のバイキングの男たちが女装するなどユーモアもあり楽しめる。
マーベルファンには馴染み深いオーディンの息子ロキとソーの戦いなどが描かれているのも興味深い。
「これで一人前のバイキングね.... 楽しまないともったいないでしょう もう少し旅を続けましょう」
2023.7 NHK Eテレで鑑賞(吹替:廣川芙由美 訳)
2023.2 NHK Eテレで鑑賞(吹替:廣川芙由美 訳)